ザンヨメ💀残高余命

試算して、供養する ~ここは"あり得た人生"の資料館~
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「未来」は、自分だけのものではなかった。『残高余命 v2.6.0』残高霊園を公開します。

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本日、『残高余命』に新機能 「残高霊園 ~人生資料館~」 を公開しました。

これは単なる投稿機能ではありません。私はこの機能を、「人生設計を、自分だけの作業から、誰かの学びへ変える場所」と考えています。

先週公開した v2.5.0 では、「一発入力」を実装しました。

画面に向かって「60歳で退職したい」「老後は海外旅行を増やしたい」「毎月30万円くらいで暮らしたい」と未来を話すだけで、AIが人生設計をシミュレーションへ反映する機能です。これまで数字として入力しなければならなかった人生設計を、「言葉」から始められるようにしました。

しかし、開発を進める中で、もう一つ気づいたことがあります。

人生には、正解がありません。

同じ54歳でも、資産が3,000万円の人もいれば500万円の人もいる。子どもがいる人もいれば、独身の人もいる。

つまり、お金のシミュレーションは、「数字」よりも「生き方」の違いを見ることに価値があるのです。

「もし、たくさんの人生設計を見られる場所があったら面白いのではないか。」

それが、残高霊園です。

架空だけど、本当にあり得た人生

残高霊園には、一人ひとりの人生シミュレーションが並びます。

もちろん、実名ではありません。AIが匿名化し、さらに運営が一件ずつ内容を確認したうえで、誰なのか分からない形で公開します。

そこには、

そんな、現実にも存在しそうな人生が静かに眠っています。

どれも正解ではなく、失敗でもない。それぞれの人が選んだ、一つの人生です。だから私は、この場所を「資料館」と呼ぶことにしました。

誰かの人生が、誰かの未来を変える

私たちは普段、自分の周りの数人しか人生を知ることができません。しかし本当は、世の中には何万通りもの人生があります。

同じ年収でも、まったく違う人生。同じ資産でも、まったく違う幸せ。

残高霊園では、それらを自由に読むことができます。

「こんな生き方もあるのか」「この人は旅行にお金を使ったんだ」という発見が、自分自身の人生設計を見直すきっかけになるかもしれません。

香典という、少し変わった「いいね」

SNSでは、「いいね」が評価になります。しかし残高霊園で送れるのは、「香典」です。

誰かの人生に共感したとき、勇気をもらったとき、考えさせられたとき。その気持ちを、静かに届けるための仕組みとして香典を用意しました。勝ち負けでも、バズるためでもない。人生に対する「共感」を表現するためのリアクションです。

新設:「供養の証」というバッジ機能

今回のアップデートでは、新たにバッジ機能として「供養の証」を新設しました。

ただ表示されるだけの記号ではありません。ユーザーによる人生の投稿、獲得した香典の数、あるいは「別ルートの人生」の投稿など、異なる条件を達成するごとに新しいバッジが進呈されます。

世界観に合わせて一つひとつデザインを用意したこのバッジは、ゲームの実績解除というより、あなたがアプリの中で「人生を歩いた足跡」そのものです。

全7種類のバッジが存在し、6つのバッジすべてを獲得すると「コンプリートバッジ」が貰える仕様ですが、全員がそこに到達するのはまだずっと先の話。そのため、最後のコンプリートバッジだけはまだ作っていません。ぜひ、まずは最初のバッジ獲得を目指してみてください。

一番苦労したのは、技術ではありません

今回の開発で最も時間を使ったのは、実はプログラムではありませんでした。

「どんな投稿でも安全に公開できるか」という一点です。

個人情報を書いてしまう人、誰かを傷つける文章、AIを試そうとする想定外の入力。公開機能を作る以上、それらを最初から想定しなければなりません。

そこで残高霊園では、投稿をそのまま公開せず、いくつもの関門を通す仕組みにしました。まず機械的なチェックで危うい入力をふるいにかけ、次にAIが個人を特定されうる情報を匿名化し、リスクのある表現に印をつけます。そのうえで運営が一件ずつ目を通し、問題がないと確認できたものだけを公開します。公開後も、気になる投稿を通報できるようにしています。

派手な機能ではありませんが、安心して使っていただくためには欠かせない土台です。

人生は、一人で考えなくてもいい

『残高余命』は、お金を計算するアプリとして始まりました。しかし今は、誰かの人生を知り、自分の人生を考える場所へ少しずつ変わり始めています。

残高霊園には、これから数え切れない人生が眠っていくでしょう。

その中の誰かが歩いた道は、これから人生を考える誰かの道しるべになります。

あなたの人生は、誰かにとって価値のある「資料」になるかもしれません。ぜひ、新しく公開した「残高霊園」を訪れてみてください。そして、あなた自身の人生も、その資料館に残していただけたら嬉しく思います。

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